千葉県市川市小岩井 清活動状況/9月定例市議会
   こ いわ い  きよし
  小岩井 清
 9月定例市議会
 9月4日(木)開催 9月22日(月)閉会 会期17日で開かれました。
議案は、健康と安全で清潔な都市・市川市の実現を図るため、路上禁煙地区の指定、公共の場所の禁止行為等を定める市川市民等の健康と安全で清潔な生活環境の保持に関する条例(通称マナー条例)など条例4件、平成15年度市川市一般会計補正予算、下水道事業特別会計補正予算、介護保険特別会計補正予算など補正予算3件、仮称市川市急病診療所・西消防署大洲出張所等新築工事請負契約など契約案件2件、平成14年度市川市一般会計、特別会計及び公営企業会計決算の認定など13件の議案について審議しました。

そのうち、新聞・テレビでも大きく報道されました路上喫煙違反者に1万円以下の過料を課す通称マナー条例、市川市市民等の健康と安全で清潔な生活環境の保持に関する条例は平成16年4月1日施行として市議会本会議において、小岩井清市議会議員をはじめ多数の賛成で可決されました。詳細については施行規則を定めて適用されます。いま市において検討されている条例施行規則の〈素案〉と〈例示〉は次の通りです。
   〈素案〉    〈例示〉
  市川市市民等の健康と安全で清潔な生活環境の
保持に関する条例施行規則
   
   (趣旨)    
  第1条 この規則は、市川市市民等の健康と安全で清潔な生活環境の保持に 関する条例(平成15例第4747以下「条例」という。)の施行に関し必要な事項を定めるものとする。    
   (路上禁止地区)    
   第2条 条例第6条第5項の規則で定める事項は、次に掲げる事項とする。    
  (1) 路上禁煙地区の名称 < 市川地区路上禁煙地区、行徳地区路上禁煙地区 等 5駅の名称に路上禁煙地区を加えたもの
  (2) 路上禁煙地区として指定し、変更し、又は解除する範囲 JR市川駅、本八幡駅、地下鉄東西線 妙典駅、行徳駅、南行徳駅から概ね200mの範囲及び通学路等を指定した場合は、特定の範囲
  (3) 路上禁煙地区として指定し、変更し、又は解除する期間及び時間 期間→平成16年1月1日から 但し、通学路を指定した場合は、特定の期間を定めることもある。 時間 24時間
  2条例第6条第6項の標識は、市川市路上禁煙地区標識(様式第1号)とする。 今後、デザイン、サイズ等検討
  (指導又は勧告)    
   第3条 条例第9条の規定による勧告は、勧告書(様式第2号)により行うものとする。 今後、作成
  (措置命令)    
  第4条 条例第10条の規定による措置命令は、措置命令書(様式第3号)により行うものとする。 今後、作成
  (違反事実の公表)    
  第5条 条例第11条の規定による公表は、次に掲げる事項を市川市公告式条例(昭和25年条例第40号)第2条第2項に規定する掲示場に掲示するとともに広報に掲載することにより行うものとする。  < 市内7ヶ所
  (1)違反者の氏名及び住所(法人にあたっては名称、事務所の所在地及び代表者の氏名)
(2)違反の日時及び場所
(3)違反の内容
(4)措置命令の内容
(5)弁明の内容
(6)その他市長が必要と認める事項
   
  (協議会の組織及び運営)    
  第6条 条例第13条第1項に規定する健康・安全・清潔な地域づくり協議会(以下「協議会」という。)は、次に掲げる者をもって組織する。    
  (1)
(2)
(3)
自治会、商店会、PTA、事業所 等
  2 協議会に会長を置き、委員の互選によりこれを定める。
3 会長は、会務を統理し、協議会を代表する。
4 協議会の副会長は、委員の中から会長が指名する。
5 副会長は、会長に事故があるとき又は会長が欠けたときは、その職務を代理する。
6 協議会の会議は、会長が招集し、議長となる。
7協議会の事務は、暮らしの安全課において処理する。
   
  (過料)    
   第7条 条例第15条の規定により過料を科するときは、過料を科する相手方に対し、あらかじめ告知し、告知・弁明書(様式台4号)により弁明の機会を付与する。  < 今後、作成
   2 条例第15条の規定により過料を科するときは、過料を科する相手方に対し、過料処分通知書(様式第5号)を交付する。    
   (補則)    
  第8条 この規則に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。 過料額については、取扱基準等を定めてその中で示す
   付 則    
  この規則は、平成16年4月1日から施行する。ただし、第2条及び第6条の規定は同年1月1日から、第7条の規定は条例第15条の規定の施行の日から施行する。      
   
 小岩井清は平成15年度一般会計補正予算の質疑を9月5日(金)、平成14年度一般会計決算認定についての質疑は9月8日(月)、それぞれ本会議において、国県市すべてを経験している財政通の議員として独自に調査した財政の各指標を示して、具体的に本市の財政の現状を分析しながら改善策をするどく指摘・質疑しました。
   
質疑を通じた財政通・小岩井清の市財政分析と改善の提起

●財政力は全国672672市、類似都市29市のトップクラス
  15年度補正予算の財政力指数は1.052です。14年度決算では1.028でした。これは財政基盤の強さを示すもので、1を基準に、それを超えるほど財政力が強く余裕財源を保有していることになります。全国672市で1を上回っているのは平成13年度決算ではわずか47市しかありません。類似都市(横浜市など29市)では市川市は2位の財政力です。14年度決算はさらにそれを上回る1.028、15年度補正予算では1.052ですから、さらに強い財政力で全国順位、類似都市順位が上がりトップクラスになるのは確実です。

公債負担比率は14年度決算で12.10、15年度補正予算で12.31、公債費比率は決算で10.35、補正で11.57で、一般財源総額のうち公債の償還と利子の割合です。これは15%超で黄信号、20%超で赤信号ですから、極めて低い数値です。平成15年度当初予算における公債依存度6.35%で全国672市のうち少ない方から30位で類似都市(29市)では少ない方のトップクラスで巷間言われている市川市は借金が多いということとは完全に違う数字が示しています。したがって、市民1人当りの公債残高も類似都市ではトップクラスの少なさです。
   
●財政の健全化方向は明確です。財政構造の弾力性は改善の余地
  債務の現在高は798億円です。これは償還計画による減額とあわせて、債務抑制、繰上償還など行財政改革の効果によるものです。また、歳入に占める市税の割合は15年度当初予算63.45%、補正予算63.08%で、これは全国で12位、類似都市でトップの高さです。
 市民1人当りの住民税は14年度決算で69.182円、15年度予算では67,405円で、これは全国672市のうち24番目、類似都市で4番目の高額で、市川市民は高額所得者が多いことを示していますが、しかし、1人当り(15年度)の歳出額は232,420円です。12年度決算時241,851円で全国672市の下位13位です。さらに下位になることも想定されます。
   
●国庫・県費対象事業の積極的導入で自主財源・市税依存型財政
構造の脱却を

 財源は自主財源(市税他)73.06%(15年度初予算)75.19%(14年度決算)です。全国672市のうちなんと12番目に高い数値で、類似都市ではトップクラスで、極端に高い市税依存度です。これは国・県の支出金が他市に比べて極めて少ないからです。国庫対象事業に消極的な市川市の姿が財政構造に表れています。
市民1人当りの都市公園面積は2.70㎡で、都市公園法で定める1人当り10㎡に及びません。全国で672市中591位です。下水道普及率は61.5%で261位、高齢者1,000人当りの特別養護老人ホーム総定員数は6.23人で全国で下位から27位(645位)です。保育園の待機児童数も15年8月1日現在で613人にのぼっています。

これらはいずれも国庫対象事業です。市民生活の充実を期して積極的に国庫の対象事業を予算に組み入れるべきです。市税を中心とした自主財源だけで施策を行う財政構造を変えて市民要望に応える施策を推進すべきではないかと指標を示しながら、15年度一般会計補正予算、14年度決算認定審議で強く問題点を明らかにしながら改善を求めました。
   
9月19日(金)午前10時~11時 市議会一般質問で次の項目について質問しました。
都市行政について 
  (1)国の都市景観基本法制定の動きの現状と見通しについて
(2)本市の都市景観条例策定作業の経過と今後の見通しについて
(3)まちの色、色彩景観計画ガイドラインの重要性と対応について
(4)広告景観、広告物色彩についての認識と対応について
保健福祉行政について 
  (1)保育園待機児童解消について
(2)無認可保育園の現状について
(3)認証保育園制度の創設と施設備、運営費助成について
(4)本市リハビリ病院の「千葉県地域リハビリテーション支援センター」指定の要請について
 1.概要と事業内容について
 2.業務増大と人員配置増見込みについて
 3.財源配分と本市負担額の正当性について
 4.今後、県にどう対応するのか
   
 仮称 市川急病診療所・西消防署大洲出張所等新築工事請負契約が株式会社大城組との間に5億5,160万円で市議会で議決されました。<資料1> <資料2>
   
小岩井清市議会議員は現在民主党千葉県第5区幹事長をつとめています。 民主党は将来の年金についての不安をなくすため年金改革案を 国民のみなさまに示してご理解と総選挙のご支持をお願いしています。

<民主党の年金改革案についてのポイントメモ>
 
   


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