千葉県市川市小岩井 清活動状況/平成17年8月の活動報告
  こ いわ い  きよし
  小岩井 清
○平成16年一般会計・特別会計について監査委員決算審査意見書を8月30日千葉光行市長に提出
 
 小岩井清は市川市監査委員です。監査委員は目等代表監査委員をはじめ4名です。監査委員は平成16年度市川市一般会計・特別会計歳入歳出決算及び関係書類並びに平成16年度基金の運用状況をそれぞれ審査しました。それを16年度決算審査委員意見書として8月30日付けで千葉光行市長に提出しました。

○決算審査概要ならびに審査意見と決算概要、財政分析は以下記載の通りです。
 
 
審査意見(本市財政の評価)
一般会計、各特別会計の平成16年度の形式、収支、実質収支はともに黒字である。財政健全化にむけて取り組んできたことが成果として財政健全化傾向が一層顕著になってきたことである。評価に値する。

(財務比率の顕著な上昇改善)
【財政力指数】が1.06(3年間平均)で16年度単年度の数値は1.08です。これは先進的類似都市(29市)のトップクラスである。全国的にみても類似都市をみても1を超える市は少ない。
【公債費比率】は9.4です。本市は借金体質ではなく健全です。15%黄信号、20%赤信号と云われており、10%以下の本市は青信号です。

【公債費負担比率】は11.3%です。これまた青信号です。

【経常収支比率】は87.4です。財政の弾力性を測る数値ですが財政健全化計画は85.0を数値目標に設定していますがいまだに達成できません。類似都市29市からみても87.4は中位より上に位置しており全国的にみても中の上の数値です。数値目標達成の具体的根拠に乏しいことから数値目標を実態に合わせて見直す必要性について意見書に明記しました。

(各種契約について)
随意契約が圧倒的に多い。競争入札が原則である。競争入札に適さない理由があった場合でも納得できる理由の明示・契約金額の抑制などに努めるべきです。契約にあたっては市民に不信の念をもたれないよう細心の注意を払わなければならない。

(国民健康保険特別会計)
保険税の収入未済額が単年度で約8億円ずつ増加して16年度決算では60億円を超えている。これが国保財政を圧迫している要因となっている。
徴収体制の強化を図る必要がある。一層の努力が望まれる。なお一方で約13億円の不用額を出している。昨年国民健康保険税改定で9億円の増収を図るとした改正案に対して税負担はなるべく軽減すべきとして3億円の税負担の修正案の市議会における審議を想起すべきである。いずれにしても不用額13億円について、繰入金の適正化を図るなど効率的な特別会計の運用に努めなければならない。
 
 

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