守屋貴子は千葉県議会議員(市川選挙区)です                              Moriya Takako   Official Web Site 
活動状況  2007年12月5日   
 
    
 民生経済委員会視察報告 平成19年10月30日(火)~11月1日(木)
   
民生経済委員会視察報告                 守屋貴子 
守屋貴子は6月の定例市議会において市川市の子育て支援について、現在232人となっている保育園の待機児童の今後の対策について、さらに9月の定例市議会においても高齢者健康福祉計画について高齢者の方が生涯にわたり健康で安心して暮らせるまちづくりについて一般質問をいたしました。今回は高齢者支援事業と子育て支援事業について両市にて具体的に研修して参りました。

視察1日目
 視察先
 調査事項
 2007年10月30日(火)   PM1:00
長浜市
高齢者支援事業について
子育て支援事業について

 【長浜市役所にて質疑をする守屋貴子(写真中央)】

◎ 高齢者生きがい事業について
市川市の高齢化率は14.9%です。全国と比べるとまだ数字的には低い値となっておりますが、対策は講じておかなければなりません。市川市では高齢者の方が生涯にわたり、心身機能の維持・増進を図り要介護高齢者にならないように様々な事業を行っています。今回長浜市においては高齢者の生きがい活動支援事業を各自治体が中心となり在宅の福祉サービスを実施しているということで、その事例について調査をして参りました。これは長浜市における自治体への加入率が高いということがこの事業を行えるポイントであると考えます。
市川市においては長浜市と比べると自治会加入率は低い値となっていますが、地域のコミュニティを活かした支援という部分においては大変勉強になりました。

◎子育て支援について
市川市の待機児童は平成19年4月1日現在、新基準で110名(旧基準232名)となっており、保育が必要になったときにすぐに預ける事が出来るように、待機児童0を目指し新設・増設に取り組んでいます。長浜市でも市川市と同様に待機児童が新基準で100名となっており、また市外からも今年度で55名程度受け入れている事から、
待機児童と市外受け入れ児についての調整について説明を受けました。
今回の視察において得たものを今後の市政に活かしていけるように頑張ります。

【北国街道沿いに続く古い街並みの一角に約30館からなる「黒壁スクエア」前にて】 

 
重要無形民族文化財の長浜曳山まつり
の伝統文化が学べる曳山博物館前にて


視察2日目
視察先
調査事項
2007年10月31日(水) PM:1:00
金沢市
高齢者支援事業について
子育て支援事業について

 金沢市役所について質疑する守屋貴子(写真右)

◎介護保険事業について
金沢市の高齢化率は19.7%で全国も21%よりは若干低い値となっています。金沢市では介護保険料について減免の件数が平成18年度で114件、平成19年度9月末現在までで75件で、その割合は2人に1人程度であると説明がありました。これには申請許可をする段階で市川市と大きく違う取り組みをしておられました。
数字やデータに基づくものについて預貯金や資産等を本人の申告によるところのみであるというところ等が件数がおおい要因ではないかと考えます。

また施設整備については市川市においても小規模多機能型居宅介護の民間事業者の公募がない状態であるのに対して金沢市としてはこのような民間事業者の介入について積極的に行っているかとの問いに対し、やはり単独ではなかなか難しいものもあるので、グループホームと併設をするなど提案を協議会に答申してみるという答弁をいただきました。
この問題は金沢市のみならず、全国的にも見られる現状であるということで、市川市においても今後この議論が活発に行われ、施設の整備が遅れる事のないよう要望して参ります。

◎ 子育て支援事業について
金沢市の出生率は1.24%です。金沢市は2002年に家庭・地域・学校・企業・行政等、各分野の子どもの育成に関わる役割分担を「金沢子ども条例」として定めています。その基本理念のもとに、かなざわ子育て夢プラン2005を策定し、様々な施策の充実を図っています。
市川市においても様々な施策を実施しておりますが、金沢市と大きく違う点は、財政面において金沢市はハード面の計画は殆どなく、今後もソフト面を中心に計画を進めていくと言う点でした。この背景には、ハード面はもうすでに充分足りていると言う状況があります。市川市においても、ソフト面の充実を図ると同時にハード面をしっかりと充実させ、受け皿を作っていくことが大切である考えます。
これからも女性の眼で、子育て支援に取り組んで参ります。

市役所隣にある金沢21世紀美術館前にて民生経済委員の皆さんと子ども部長、福祉部長
(守屋貴子 右後方)
子連れで行ける美術館が少ない中でこの美術館は子どもたちに芸術、文化の開かれた教室として「見て」「触れて」「体験できる」
環境を提供していることで注目されています。


  視察3日目
視察先
調査事項
2007年11月1日(木)  AM:10:00
小松市
施設視察   小松市空と子ども絵本館

【小松市空とこども絵本館前にて】

小松市空とこども絵本館は旧教育庁舎の外壁、及び望楼を保存し、内部を新築として基本設計されました。古いものを保存しつつ、継承していくのは、前回に視察をした、亀山市や伊賀上野市にも見られました。
市川においても継承していくべき地域、建造物がたくさんあり、この精神は学ぶべきであると強く感じました。
また、この絵本館の特徴は土足禁止であることです。木のぬくもりや、読みたいときにどこでも読み聞かせてあげられ、肌のぬくもりを感じながら絵本に親しめる空間となっていました。

市川市においても子ども図書館の一部が土足禁止となっていまが、想像力や感受性を育む時期にある小さいお子様がもっと絵本に親しむことのできる空間となるように努力が必要であると感じました。今後の市政に反映して参ります。



活動報告のページへ