活動状況
平成19年12月5日

                                                               

  平成19年10月17日(水)北海道釧路市議会を視察しました。(10/17〜10/19)

   

行政視察報告
                                        守屋貴子
 
 
視察1日目 2007年10月17日(水)  PM1:00
     
  視察先 北海道釧路市議会
     
  釧路市対応者 議会事務局長   袖中居広志氏
    議事課主査   山本晃嗣氏
    環境部環境政策課長補佐   福田芳弘氏
     
  視察テーマ 自然環境の保全について
   
  釧路市は釧路市、阿寒町、音別町の3市町が合併し、平成17年10月11日に誕生した市です。
産業は主に水産、石炭、紙パルプが基幹となっておりましたが、近年、水揚げ量の低迷や
  炭鉱の閉山などにより、これらを取り巻く環境は厳しいものとなっています。そこでラムサール
  条約に登録されている阿寒湖と釧路湿原という2つの国立公園を有しているという、全国的に
  も稀有な環境を活かし観光産業への機運が高まってきており、風致景観を保護しつつ、自然
  の特性を生かした利用の増進が図られています。
  今回は環境の保全について、特に壮大な景観を有し、貴重な野性生物が分布することで国際
  的にも高い評価をされている釧路湿原について、地域レベルでの保全の取り組みと賢明な利
  用の推進に寄与している先進例として環境行政の参考にしたいと視察をしてきました。
   
 
  釧路湿原は、釧路市、釧路町、標茶町、鶴居町が有しており、その中で釧路市の有する面積
  は全体の9.6%で4つの市町の中で一番狭い面積となっています。写真は釧路町側にある
  細岡展望台にて現地視察をしたときのものです。
  地域地区は特別保護区から普通地域まで5段階に指定されており、この中の第3種特別地域
  の部分において改革や周辺の環境の影響で湿原に水がたまりにくくなっている事実があり、
  現在湿原と言える場所は約2万haで20年前と比べると10%も減っている状態であると言う説
  明を受けました。釧路市の説明では壊れた自然は人の手の助けが必要である。それにより再
  生したうえで自然の状態に戻していくというのが釧路湿原における「自然再生」の取り組みであ
  るとのことで、それを踏まえたうえで今後の取り組みとして森や木を増やす方法によって湿原
  減少の一つの要因となっている周辺の土砂が流れ込むのを防ぐような対策を計画していると
  いうことでした。自然を取り戻す試みには様々な考え方があり、議論がなされているところです
 
が、それぞれの地域のおかれている環境や状況にあわせてその場にあった方法を見出し、
  そして選んでいく必要があると改めて痛感しました。
   
 

        

  釧路市役所にて釧路市の概要と、そして主に釧路湿原の保護に至った経過について説明を受
  ける守屋貴子(写真左)。
  釧路市は平成17年10月11日の合併により釧路湿原と阿寒湖という2つの国立公園を保有するこ
  ととなった事により環境を保護するため、財政的にも負担がかかること、また一方で釧路湿原だ
  けでも年間約200万人訪れるという観光への取り組みと環境保護との整合性が今後の課題とな
  ると認識をいたしました。保護に至った経過については昭和47年11月に市民シンポジウムを開
  催した事が市民の関心を高めるきっかけとなり、様々な提案のなかで唯一の提起であった自然
  保護である国立公園化構想が昭和48年3月に採用されました。その後行政指導ではなく地域住
  民の活動での国立公園化が評価され、ラムサール条約登録地となりました。さらに平成5年6月
  に海外95カ国が参加して「第5回ラムサール条約締結国会議」が釧路市で開催された際に地域
  にまた新たな考え方が生まれたと担当者のかたから説明がありました。それは住民ボランティア
  の参加で、国際会議が開けたことにより、自身と積極性を持つ事が出来たということ。また、釧路
  湿原 の重要性を再認識できたということ。そして、住民が地方都市であっても国際的な協力をす
  る事ができるという認識を持つ事が出来たということでした。
  市民の方が行政とともに協力し自らの住む地域に関わることを、市民参加により、こんなにも大
  きなことを成し遂げることができる、大きな力が生まれると言う事を感じ、大変勉強になりました。
  今後市川においても積極的に市民の皆様が参加していけるような取り組みを目指してまいります
 
 
視察2日目        2007年10月18日(木) PM:2:30
 
  視察先           北海道栗山町議会
   
  対応者          議長   橋場利勝氏
                副議長   小寺進氏
                議会事務局長    中尾修氏
                主査    桑島克典氏
   
  視察テーマ 栗山町議会基本条例
 
  議会の役割と責務を市議会自ら目指し条例化した議会基本条例について今年6月29日の三重
  県伊賀市の視察に続き、今回は北海道栗山町に行き、条例の制定に至る経過を先進事例として
  視察してきました。
  全国で検討する機運が高まり、注目されている条例という事で、この日も全国から60名近くの方
  が視察に来ていました。
   
 

 
  栗山町役場で説明を受ける守屋貴子(写真右)。私たち以外に4団体、約60名の方で会議室は
いっぱいでした。それだけこの議会改革が全国から注目されていると改めて痛感しました。
  この改革には
  ・ 地方分権一括法 2000年4月1日施行
  ・ 透明性の確保
  ・ 議員は財政問題に弱い
  ・ 常任委員会所管事務調査の充実
  ・ 監視型議会からの脱皮
  ・ 政務調査費の導入
  ・ 協働(住民参加)によるまちづくりと議会のあり方
  ・ マスコミとの良好な関係の確保
   
  といった背景があり、栗山町は議会改革の試みを議会条例制定に向けて平成13年から約4年半
  にわたり検討してきました。その後平成18年5月に議員提案により全国で初めて「栗山町議会
  基本条例」が施行されました。この議会条例の主な特徴は、町民に開かれた議会を知ってもらう
  ために年一回開催の議会報告会と必要・要請があればその都度開かれる一般会議と両方を行
  っているということ。また重要な議案に対し個々の議員の賛否を公表するということ。そしてやはり
  質問の方式は一問一答であるということであると考えます。これらはすべて住民の方に二元代表
  制の住民の代表である議会というものの透明性や役割を理解してもらうためのもので、とても大
  切な事であり、今後市川市議会においても取り入れられるところは反映して参りたいと思います。
   

 

視察3日目
2007年10月19日(金)  AM:10:30
 
視察先
北海道千歳市
 
 
視察テーマ

施設視察   千歳酒サケのふるさと館

 
 
視察最終日は空港近くの千歳市の「千歳サケのふるさと館」を施設視察しました。
 
この施設は財団法人千歳青少年教育財団が管理しており、施設内は巨大水槽や、水中が見られ
 
る千歳川水中観察室があり、サーモンムービーではサケの一生を神秘的にそしてとても感動的な
 
映像で見ることが出来ます。
 
 
施設内にある「巨大水槽」の前にて

これは屋外にあるインディアン水車と呼ばれるもので、遡上するサケを捕獲する装置です。以前は北米インディアン地区で使われていましたが現在ではとても珍しいものとなっているそうです。ちょうどサケが遡上する時期だったため近くの小学校の学童保育に通っている子供たちが遠足に来ていてとても微笑ましい光景をみることができました。

このような自然が近くにあるという事は子供たちの 情緒的な成長においてもとても良い環境であると感じました。

 


今回の視察において得たものを今後の市政に活かしていけるように頑張ります。

 

 

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